あなたはセニョーラ、それともセニョリータ❓
Tu eres….Señora o Señorita?
セニョーラそれともセニョリータ?
去年10月おさらい会、12月スタジオライブを開催したのですが、
私がかけたハレオの”Señora”に、
ある生徒さんが私は”そんなに老けてる⁉️”って😅😅
スペインと日本の文化の違いだなぁと感じました。
スペイン(ヨーロッパもそうだと思うんですが)では、Señoraというのは既婚、Señoritaは未婚。確かにそうなんですが、それだけの意味ではなく、
Señoraは成熟した女性、立派な自立した女性 女の中の女みたいな感じですね。
La mujer es como el vino
女性はワインのようだ
と女性をワインに喩えたりすることがあります。年代もののワインの方がおいしい、と。
スペインは成熟したもの、古きものを重んじる文化です。
また簡単に変わること変えることをよしとしない文化です。
街は古い建物が並んでいます。どこも重要文化財のようですが、中は普通の住居やオフィスだったり…
ガイドの仕事をしている時、よく日本人の旅行者に”あの古い立派な建築物はなんですか?”
私”スーパーです”みたいなこともしばしば。
建物を簡単に建て替えれず、外観だけ残して建物の中だけリニューアルしている場面をよく見ました。
もちろん旧市街地から離れると新しいマンションや一軒家、オフィスビルもあるのですが、だからといってみんな新しいものが好きなわけじゃなく、古い建物に住みたいという人もたくさんいて、便利なことをみんなが望むわけではないのです。
脱線していくので、またこの話は別の日に…
元に戻ります😅
昔、私の友人と市場に買い物に行き、友達がお肉を買う時にお店の人が、”que quieres,Señorita?”
“セニョリータ、何がほしい”に友達が
“私はセニョーラですっ”と言い返したのです。私はきょとーん😳😳😳
若く見られていいやんって思ったんですが、(日本人はみんなそう思うはず)
でも彼女には、若い女の子扱いでバカにしないでよって…いう気持ちだったのです。日本は逆ですよね。
年齢が仕事や生活に影響がある時がありますね。
彼女だけじゃなく、スペイン女性は成熟することを誇りに思っているところがあると感じます。
成熟した女性を敬う文化があります。
女性たちは自信、誇り、自由を持って、キリッとステキにいきいきと生きている感じがします。
“yo soy una señora””私は女性です”
別の友達の口癖です。
“yo soy una señorita”とは聞いたことがありません。
つまり、若いこと新しいことが必ずしもよいとされていなく、歳を重ねること古いものに価値があると思わせてくれるのです。
だから”Señora”というハレオは女性としての最大限の賞賛の言葉なのです。
もっというとセニョーラとは、歳とは関係なく、自信と誇りを持って生きている女性のことなのです。
フラメンコは大人の踊りです。スペインの子供でも顔を歪めて眉間に皺よせて踊りますよね。とはいえ若い子たちには眩しいくらいフレッシュにはつらつとはじけてほしい。人生と共に踊りがある。
大人の女性として自信と誇りを持って踊っていきたい、生きていきたいですね。
“yo soy una Señora”
Lola flores